発達障害の子供を持つ親御さんへ

工夫

大丈夫、未来は明るい~僕の半生を振り返って~

皆さん、こんにちは。今日もどこかの片隅で、ひっそりとブログを綴っている僕です。

今日のテーマは、僕の心にずっと引っかかっていたこと。それは、「発達障害を持つ子供を持つ親御さんへのメッセージ」です。
今、このブログを読んでいる方の中には、もしかしたら、お子さんのことで深く悩んでいるお母さん、お父さんがいらっしゃるかもしれません。「うちの子、他の子と何か違うんじゃないか」「将来、ちゃんと生きていけるんだろうか」そんな不安で押しつぶされそうになっているかもしれませんね。
まず、声を大にして言わせてください。大丈夫です。未来は、きっと明るいです。

もちろん、発達障害を持つ当人には当人なりの悩みがあるでしょう。人と同じようにできないことへの葛藤、社会の壁を感じることもあるかもしれません。でもね、定型発達の人だって、悩みがないわけじゃないんですよ。みんな、それぞれ違う悩みを抱えながら、もがいているんです。


ただ、なんとなく、「人と同じであること」が重要視される日本の風潮は、確かにありますよね。でも、幸いなことに、最近は「多様性」という言葉が、ようやく社会に浸透し始めてきました。一人ひとりの違いを認め合い、尊重しようという動きが、少しずつですが、確かに広がっています。


僕が子供の頃、今から30年、40年前は、そんな多様性の「た」の字もありませんでした。田舎町で外国人を見かけようものなら、「あ、外人だ!」って指さして叫ぶのが、日常茶飯事。今思えば、かなり失礼な話ですが、それが当時の当たり前だったんです。


足が速い子、野球がうまい子、ピアノが上手な子。幼稚園や小学校には、色々な才能を持った子供たちがいました。もちろん、出来の良い子もいれば、勉強や運動が苦手な、いわゆる「出来の悪い子」もいました。


でもね、当時、周りから「出来が良い」と言われていた同級生が、今、みんな出世して、華々しい生活を送っているかというと、必ずしもそうではないんです。逆に、僕みたいに、子供の頃はどちらかというと「出来の悪い」、一風変わった大人しい、人付き合いの苦手な子供が、今はそれなりに楽しく生活を送れている、という例もあるんです。


先日、50歳を過ぎた今でも、小学校時代の数名の同級生と定期的に集まって飲み会をしたのですが、そこで、昔の僕を知る友人たちから、決まって「お前がそうなるとは思わなかった」という、ある意味最高の褒め言葉(?)をいただきました。まさか、あの大人しくて引っ込み思案だった僕が、こうして起業して、あちこち旅行にまで行っているなんて、想像もできなかったんでしょうね。


僕の場合、両親にある程度自由に育ててもらったことが、大きかったのかもしれません。過保護でもなく、「自分の生きたいように生きなさい」と、いつも背中を押してくれました。かといって、学生時代に将来の夢や希望があったわけでもなく、なんとなく大学に行って、なんとなく遊んで、卒業と同時に、当時のアルバイト先の会社に就職するという、体たらくな若者でした。


一つの事にすぐに飽きてしまう自分の特性に悩んだ時期もありましたが、運が良かったのか、色々な経験を積ませていただき、その中で、自分なりの生きる道を見出すことができました。
僕の場合は、「普通」のことがどうも苦手なんです。だからこそ、人がやりたがらないこと、足りない部分に積極的に取り組むことで、今の自分があると思っています。結局、組織にはなかなか馴染めない社会人人生でしたが、その中でも、ちょっと変わった「曲者」としての立ち位置を作り、人と違うことをすることで、評価を勝ち取ってきた自負があります。


「普通」ができないからこそ、そうやって生きてきて、それが今となっては、本当に良かったと思えるんです。もし、僕が「普通」にできていたら、きっと、どこにでもいる、平凡なサラリーマンで終わっていたかもしれません。


だから、今、発達障害を持つお子さんを抱えて、不安を感じているお母さん、お父さん、どうか安心してください。
発達障害は、決してハンディキャップなんかじゃありません。それは、その子だけが持つ、大切な「個性」なんです。その個性を、周りの大人が理解し、磨いていくことさえできれば、きっと、その子には明るい未来が待っています。


どうか、お子さんに「普通」を押し付けないでください。「みんなと同じようにしなさい」と、無理強いしないでください。その子の持つ個性を尊重し、その子が輝ける場所を見つけてあげてください。
大丈夫。安心して。あなたのお子さんは、必ず、自分らしい幸せを見つけることができます。

僕がこうして、ちょっと変わった生き方でも、それなりに楽しく生きているように。
未来は、きっと、明るいですから。

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